2008年10月20日月曜日

…ブダペスト…

テレビ番組で大好きなのが
NHKの『世界ふれあい街歩き』 
日曜日の夜あるのだけれど、時間は夜遅い事もあってかまちまち。
本当に街を歩いているようでわくわくしてしまう。
今度行く事があったら、こんな風にぶらぶらしてみようとよく思う。


昨日は、ハンガリーのブダペスト
ブダ地区を歩いていた。
長いくさり橋をペスト側から渡り、ブダに入る。
漁夫の砦から街を一望し、
マーチャーシュ教会の前を通り、
ドナウ川沿いに出て、ぶらぶらする。
ブダ側の街は閑散としる。
日曜日かと思いきや、小学生がお昼休みだといって散歩をしていた。
公園ではフリーマーケット。
いったい何曜日なんだろうか?


初めてブダペストに行った時の事が思い出される
(あの頃はいたるところで工事をしていた。)

ガイドブックを持って町をぶらぶら。
今いる場所からヴァーツィー通り への行き方がわからない。
つまり、今自分がどこにいるのかわからなくなっていた。
公園のベンチに座り、地図と通りの標識とをにらめっこしていると、
向こうから、優しそうなおじいちゃんが信号を渡ってやって来て、
声を掛けてくれた。
背が高くて、ちょっと太ってて、柔軟な顔。
ハンサムで、若い頃はさぞかしモテただろうなと思われる。
黄色のウインドブレーカーを着て、
エンジっぽいズボンを穿いていた。
地図を見せて今居る場所を教えてもらい、
ヴァーツィー通りに行きたい旨を言う。
そしたら、
なんとエスコートをしてくれて
そう、腕をくんで、その場所まで連れて行ってくれた。
(…その時私の考えた事…
…どこかに連れて行かれたら?
…なんて思ったけれど、考えてみたら、
…もうお歳だし、
…いざという時は走れば私のほうが多分早いだろうと。
…だって、日本にはそんな気の利いた洒落た人はいないでしょう。。。笑)
途中、地図で今はここという風に示してくれて、
ヴァーツィー通り前の公園で、
「楽しみなさい、いい日を、」 と言って、
手をとって、キスをしてくれた
最高の気分。
こんな異国の地で…しあわせ。
このおじいちゃんのおかげでブダペスト大好きになってしまった。
お礼に…と言っても私の思い出に写真をパチリ。
…そ
れから又ぶらぶら。

オペラ座の前のカフェに入ってケーキ、コーヒーを注文。
美味しかった。

夜ドナウ川にうつるライトアップされた街は何ともいえない美しさ。
目に焼きつかせて、
夜、地下鉄に乗ってホテルへ。
(…去年行った時には工事中のビルも少なくて、
…のんびりとドナウ川沿いをぶらぶら。
…あのおじいちゃんはいませんでした。残念)


プラハといい、ブダペストといい、
静かな、ゆったりとした時間が流れている。
とってもしっとりとした街、趣のある街。


テレビを観ちゃったから…
…行きたくなってしまった。

…。。。。。

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