寝坊…

今朝は深～い深～い眠りについていたらしい。
気持よくぱっと目が覚めた。
朝一番のテレビもつけずに、目覚まし時計を見た。
7時42分をさしている。
えっ、え～～っ。
今日は何曜日かと一瞬のうちに考えた。
確か、月曜日。
会社だ～～。
飛び起きて、クローゼットから洋服をとる。
間に合わない！
普段、1階に下りるのは7時58分…
今日はゴミの日だから57分。
どう考えても時間が足りない。
歯磨きをして、顔を洗って、急いで化粧をする。
時間は容赦なく時を刻んでいく。
そうこうしている内に子供達が下りて来た。
下の子供は
「おはようございます。」
と言って歯磨きを始める。
一瞬どうして？と思う。
「どこかにいくの？今日は、創立記念日で大学はお休みでしょう？」
羨ましい事にすっかり忘れていたらしい。
「あっ、そうだった。また寝よう！…　…　何かしようか？」
私の慌てている様子に気が付いて言う。
録画を頼む。
上の子供は、
「私をみて朝寝坊ですね～。夜は早く寝ればいいのに。」
と一言。
「ゴミは私が出すからいいわよ。他にやっておく事は？」
二人とも本当にいい子だ、と思う。
時間、時間…
後１分。
早い、早い。
やれば出来るじゃないかと感心する。
…
無事いつもより２分遅れで家を出ることができた。
ちょっと早足で駅まで行けば間に合うだろう。
近所の奥さんと工事現場のおじさんが
「おはよう。いってらっしゃい。」
と、気持ちのいい声をかけてくれた。
…
さぁ～、頑張ろう！