派遣社員、契約社員強制解雇に思う。

今、世界各国が大不況の渦に巻き込まれている。
その為、わが国では派遣社員・契約社員の強制解雇、
（つまり、失業とそれによっての宿無し）が
社会問題となっている訳だけれど、
これは全て企業に責任があるのだろうか？


企業の立場からすれば、不況による、減益（ならまだしも）
大幅な赤字で、これから先の会社存続を考えるならば、
正社員を守るため派遣社員・契約社員の解雇にふみ切るのは
当然の措置だと思う。
正社員でさえ待遇が悪くなり、解雇の危機に慄いているのが現状なのだから。

では、派遣社員・契約社員の立場から考えてみると、
失業により収入がなくなり、住んでいる所を出なくてはいけない。
これは確かに生死に関わる問題である。

でも、考えてみると、本人達に大半の責任があるのではないだろうか。
彼らは色々な事情、理由で派遣社員・契約社員になっているのだろうが、
田舎に家族を残して出稼ぎに来ている人たちは本当に気の毒に思うが、
まだ若い年齢層の人たちは、この派遣社員・契約社員という立場が
窮屈でなく、気楽だし、辞めたい時に辞められる、又色んな仕事に就けるから
という安易な考え、自分の判断の元でなっている人達が大半だろう。

この彼らはいつかは雇用期限が切れる。
再契約がなくなれば、
その時は現在住んでいる所を出なくてはいけない状態になる。
現状と同じではないか。（雇用期限前という事を除いて）
こういう事のある事を想定して、少しのお金は持って置くべきだろう。
計画性が全くない。
誰が考えても考えが甘い。

もう今更、少しでも預金をとお金の事を言っても遅いが、
企業や国等を非難する前に、
自分自身、もう一度反省すべきところも十分あるのではないだろうか。


まだまだ若い10～50代前半（？）の希望者には
介護ヘルパーの資格が取れるよう勉強してもらったらどうだろう。
これにかかる授業料代は働き出してから、すこしずつ返済するように
融資すればいい。
住む所もすぐに提供する。
そうすれば、将来に希望のもてる若者も沢山でてくるのではないだろうか。